いぬの夜鳴き

夜鳴きと怪文書

No.38

「虹の降る海」感想まとめ
※現在プレイ中

過去に呟いてた感想をまとめました。
だいぶ勢いで書いていたので読みにくいところはあるかもしれません。


こういうフラグ管理の類好きなんだけど、何が好きかと言うとイベントの発生順が変わることで同じイベントであっても感じ方が変わるところでして。その一周ごとに主人公と他のキャラたちとの関係性や温度感が詰まっているからいいなと。

それにしてもエンディングでどのイベント通過してきたのかが並ぶのも個人的に嬉しかった!
初回でやらなかったので今後も基本はやらないつもりだけど、あれスクショしておけば良かったなぁと後悔した。
(一応初回以外はエンド前セーブデータ残って入ると思うしいいかなというのもある)

各キャラに3種類エンドがあるのも、それぞれのキャラのどの側面にフューチャーするかが見られるからウキウキしてしまうオタク。
エンドスチルとテキスト、どれも好きだなぁ。私この船に一生引っ付いて観察してたい……ってなっているところです。

ここから先、作品全体のネタバレがあります。ご注意ください。


①「暖簾分け」▶②「眩む」→「盲愛」▶③「掬いの手に巣食われて」→「五千年と三一〇光年」→「あなたの幸せ」▶④「破壊と創造」→「嘘つきふたり」▶⑤「壊れることのない」→「双璧」→「幸せの女神」▶⑥「心」▶⑦「優しさの呪い」
▶とじる



初回のエンドがダイコクによる「暖簾分け」であったかい気持ちになりながら人の世に帰って行ったところからの、二回目がホテイの「眩む」で三回目がベンテンの「盲愛」だった時の私が盛大に暴れている。

本当に偶然だったんだよ……。一周目で微妙にイベント見てしまって気になったホテイと、逆に全然イベントどころかタイミング合わなくて会えなかったベンテンという組み合わせを中心にイベントを起こしたばっかりに……。
神々!!「あなたと一緒にいたい」とこちらが言っても一緒にいてくれないのなんで~~!!わかるけど、わかるけどぉ!!
ホテイ!!ベンテン!!ねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どうして!!!!!!!!!!!!!
神になって一生桜の香りに縛られてしまうエンドと、人として最高に幸せな女の子として願われるエンドを!!同時摂取した私の感情を140字で答えてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!
無理か。そうだな……。


▶改めて思ったのが、最初のエンディングが「暖簾分け」で本当に良かったなということ。
何だかんだでこの後見ているエンディング、もちろん人の世に帰ることもあるけれど、このエンディングほど素直に「人間さん」の気持ちで帰ってないと思っているのでプレイヤーは……。
神様たちとのエンディングを経ると、主人公はその神様の色に染まってしまっていると思うのですが、このエンディングはダイコクの優しい側面(そしてご飯の腕!)をガッツリ引き継いで、人間さんの世の中で幸せに暮らしてくれたので心ホコホコした。嬉しい。

ネタバレ踏みたくないが故にまだよそ様がどんな流れでエンディング踏んでいるかわからないのだけれども、ダイコクの「暖簾分け」を初回で見る方は多いのではなかろうかと。システム面やキャラクターの習性をまだ知らない最初からこそ見やすそうなエンディングだと勝手に個人的に思っているので。
ちなみに私は自室の手引きを読んだにも関わらず体力やプレゼントのことをすっこ抜けてプレイしてたので毎晩倒れてはフクロクジュに運ばれていました。ごめん……次の週からは(なるべく)倒れないようにしてるから……。

▶1周目の後半でようやくプレゼントの概念に気付いたので、2周目は壁打ちしている通り微妙にイベントを回収してしまったが故に気になったホテイと1周目で全然会えなかったベンテンに突撃しに行くことに。はい。暴れ散らかしていますが、なんと私……こういう別離大好きで……。悔しい……悔しい……。

ホテイとのイベントで香りの話が出た時に、嫌だーーーー絶対思い出してしまう呪いじゃん!!とオタクは指さしてたし、選択肢としても「寂しい(悲しいだっけ……ちょびっと曖昧)」を選んだのでこのエンドに辿りついた時台パンしました。敗北です。悔しすぎる。
ベンテンとのイベントもさ〜……1周目で全然会えなかった分本当に、あの、ずっと可愛い〜!?しか言ってなくて……そんな中での「贖罪」イベントでどうしてなんだよ〜!!!!と泣きました。オタクが。
最高に幸せな女の子にはしてもらったかもしれないが君という神様はもういなくて……とメソメソしてました。嫌だよ……寂しいよベンテン……。

ホテイ→ベンテンの流れ自体は偶然だったのだけれども、この√の主人公は「ベンテンが呼んでホテイが助けた」流れが自然に成立してそうな気がして……勝手に……暴れました。本当にこういう偶然にぶち当たるとオタクとして喜びまくってしまうのでダメですね。楽しくて。
▶とじる



ホテイの「掬いの手に巣食われて」を浴びたオタク。それ、あの、タイトル。ありがとうございました。ストーリー的には「真っ赤な嘘」を踏むことであ~~~~~ね……と思うこともあったが、でも私は「眩む」のことを忘れていないからな君……!!!!

ジュロウジン~~……よい……ずっと優しい。でも人じゃない感覚のお方なのめちゃくちゃ嬉しい。
その上で「五千年と三一〇光年」は、綺麗な終わりを迎えていて良~!となってしまった。
この周回だと、ホテイの「真っ赤な嘘」を挟んでからの「天命」だったのでなんかこうダムダムしてた。一人で。
でも「暖簾分け」以来の個人的に前向きなというかハッピー寄りというか。寂しさが他より少ない気持ちのエンディングだなと噛みしめてるところ。

ねえ!!!!!!!!!!!!エビス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ドストレートで王道な別離を浴びてしまったオタクの心からの叫び)
「あなたの幸せ」はあまりにもストレートで好きだ……。エンドスチルも最後に会った時のエビスなんだろうな……ぐぅ……。


▶2周目でホテイに威嚇したついでにイベントリストを眺めていたら、真っ先にイベントが埋まりそうだったのでこの周回と次でまるっと回収するか〜の心でスタート。
タイトルの言葉遊びが大変に好きで。これはプレイヤーというかオタクくんの話ですが「すくい」と読める単語の掛け合わせに滅茶苦茶弱い部分があるので、エンドに対する感想がだいぶ静かではあったんですが勝手にしみしみしてます、この人。
ホテイのエンドに対して。嘘をつくか否か、どちらかに振り切っているからこそ他2つは比較的パンチが強めのエンディングだと思ってるんですが、このエンディングは半端に嘘をつくことを覚えてしまったからこその……味が良くて……。嘘をつけない子を嘘で染めてみた時の味がこれか……となる。罪悪感?違うな、こう……弱き生き物(?)だなと……。でもそんな哀れで可愛い生き物だからこそ、ちょっと愛おしく思ってしまう気持ちあるよなぁ……あれ、いま私は何の目線で話を……!?

▶ジュロウジン、壁打ちでも書いてたんですけど現時点で一番人と感覚が違う神様だな〜と思ってて。
でもそこに優しさが同居しているからこそ難しいところもあり……。ジュロウジンのこと、3分の1しか知らないからもっと知りたいし気になることはいっぱいある。未来で待っててほしい。
個人的にイベントで好きだなぁと思ったのは、持っていくお酒によってツマミとする風景を変える所と鹿の話です。

星という存在、あったかくて優しい光だけど人なら見ると決して届かない存在なので。だから同じ星(神)になることで隣をもぎ取れるの嬉しいんだよな〜!!正直言うと、2周目に見たホテイとベンテンのWパンチの後だったのでジュロウジンでこの方向のエンディングが見てびっくらポンしました。嬉しすぎる〜!!

▶……と喜びの舞を踊った後に浴びたエビスの「あなたの幸せ」は、心がシェイキンされました。ありがとうございます。
ストレートに好きです、このエンディング。
別れの一言が大好きだ……となったしエンドのテキストを読んでもっと好きだ……となった。
急に語彙を無くしてしまったのですが、ストレートに好き以外の言葉、失うよこんなん……。
なんか色々ここが!あそこが!となる気持ちはたくさんあるのだけれども、正直エビスとは共に過ごしたこの時間が、このエンディングが答えだよ……の気持ちになってしまうので深いこと語れない。

現時点で別れを告げる系のエンディングの中では 「暖簾分け」と並んで特別好きかも。
「眩む」と「盲愛」とは別ベクトルの好き。なんかこう、本当に言語化が出来ずにただただ好きだなだと言ってしまうのが「あなたの幸せ」だった。
▶とじる



ダイコク……ダイコクのことを考えると台パンしてしまうんだが!????これは主人公の服掴んで振り回している私。

そしてホテイの「嘘つきふたり」って……。
嘘をつくことに慣れ過ぎてしまっている主人公、いままでのプレイングでのいい子ちゃんとはやっぱり味が違くて……。このエンド、結構好きだ。わかってしまうからな、お互い……。
なんだかホテイのエンディング3つ回収してるんだがまんまとハメられた気持ち。だって折角嘘をつくことに意味があるイベントがあるから回収したくなるじゃんか……。

今回見たエンディング2つ、同時に回収されるデータなの怖すぎるな……。ビシャモンとフクロクジュのイベントが微妙な回収をしてしまって気になっているから次はここかな……の気持ちと、ベンテンという最高に好きな神様に会いに行きたい気持ちで腕組み。
あといつまで経っても釣りが上手くならないんだけどエビスや、エビス。どうすりゃいいんだ。毎日釣りするっきゃないか……?
エビスは何となく好きな味を感じそうなのでなるべく後回しにしたい気持ちはちょっとある。


▶基本的に己のプレイスタイルだと、エビス、ベンテン辺りで相手のことを勝手に考えて嘘をつきたいなぁと思う場面以外では嘘をつかないプレイングになってしまうので、今回いっぱい嘘をついてて「何で私は嘘をついているんだろう」と感じる場面がちょくちょくあった。なのでホテイとのこのエンディング、すごい沁みた。
嘘をつく理由はどうであれ、本心に背を向けた発言になるから本当の自分が何を思っているのかが段々わからなくなっていく恐怖?寂しさ?特定の感情という訳ではないけれどそういう難しいものがここにあったなぁと。
別れのシーン、セリフがグラデーションになっている演出、オタク、好きじゃん!好きじゃん……。
グラデ加減も……きっと……そういうことなんだろうな……を思わせる感じで……くぅ……。

そして結果的に一番最初にイベントリストが埋まったのホテイだった。嘘の回数という明確なものがあったから、一番管理しやすかったかも。
わかんない。プレイスタイルによるかもしれないが。
ただここまでプレイしていて茶葉が一切落ちなくて未だにお茶がつくれない罠にかかってる。
確か次の周回でようやく落ちたので作れた記憶。

▶vs釣り技能(エビス)は5周目以降も継続中。何故!?もうここまで来ると最後まで残しておこうかなという気持ちと、負けたくない気持ちで戦ってます。
▶とじる



ダイコク・ベンテン・ビシャモンの三人同時に行けるかなチャレンジして、ギリギリいけたー!というところで順番に回収しようかな。

ダイコクの「壊れることのない」と「破壊と創造」を見比べていて。互いの持つ愛の形自体は変わらないんだけども、主人公が自己犠牲によって救うのか、強い神となることで救うのかっていう違い。いいなぁ。興味度70のラインが引かれた上での分岐でこの味が出るんだ……そうか……。
大事なものを増やすことによる怯え、好きだよそんなん……だし、強いから大丈夫ってする主人公にホッとしたのは私もだよ。

ベンテンの「双璧」、あまりにも嬉しすぎるかもしれない……!!「盲愛」を浴びた後に見る「双璧」、健康。もうずっとこのエンディングでいいよ……!!
ダイコクの「壊れることのない」もそうだったけど、主人公が強い女神になるの結構好きだな……。優しいだけじゃなくて、強いのがいい。

ビシャモンのイベントに足を踏み入れ始めたら、当たり前だけれども今まで見たことないかつての女神に関しての情報ポロポロ出てたのでこれまでとまた味が違う~!?とドタバタしてた。
キッショウテンへの憧れと主人公に対しての好きだよって気持ちの同居……安心したと同時に、そうか!ここ二人って確か元になっている神様夫婦だもんな!?と納得してた。なるほど。


▶ダイコクのエンディングを経て。
興味度の中身は「神様→主人公」というよりは「主人公→神様」という意味合いだったのかなぁと思うようになったり。
神様たちはいつでも人間さんのことを想ってくれているからなぁ。

▶ベンテンのエンディング回収。もう一つ残しているけれどあまりにも個人的にこの順番は「勝ち」と高らかに掲げました。嬉しいよ、これ。望んでいた未来がここにあった!
このエンディングだと二人ともそっくりというかブイブイさせてる感じだけど、確か実際の二柱も混同されがち?そっくり?みたいな話なかったかなとふんわり記憶を掘り起こしてみたり。だから気質が近いのかな、このエンディングだと。

▶この周回の目標はビシャモンのことを知ろう!だったのですが、途中からダイコクとベンテンの興味度も上げていく流れになったので、この√の主人公は2周目の主人公とは違って「キッショウテンである主人公」という下地がどのエンドでも垣間見える流れになったような気がしてます。
でもビシャモンのこと、まだ全然知れていない気がするしイベント分岐ちょっとややこしい気がして腕組みしてます。オタク、ちょっと苦戦しそう。
▶とじる




ど う し て
どうしてじゃない、どちらも私が始めた物語!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

フクロクジュを追いかけている途中で見た「正義なき」のイベントも好きで。
感情がうつっちゃうのを「悪い風邪みたい」って表現してるの良くて~~……それだけ私たちこの数か月共に過ごしたもんねの気持ちになってからの「心」か……そう……。
このエンドだと主人公が人間さんのままなの……そっかぁ……。


▶「心」に対する寂しさ、ベンテンの「盲愛」に近い寂しさなんだけど、あちらは女神に与えられた愛によって幸せな女の子になったという形が目には見えてないけど残っていると感じており。
「心」ではフクロクジュの仮面を持ち帰ってはいるものの、時が経つにつれて埃を被ってしまう=忘れられてしまうから形としては在るけど何も残ってない……と勝手に感じてしまって寂しくなってしまっただけです。う~……。
どんな形でも相手の記憶に残っていたかった、の気持ちを転がしてしょもしょもしてます。何だろう、どこ視点で語っているんだろうか私は……。

人を形成するものは記憶である、と様々な物語で語られているけれど、フクロクジュのことを忘れちゃうってことは彼と過ごして心臓を動かしていた主人公もいなくなっちゃうんだなぁと体感してしまった。思わず主人公の足元を駆け回りたくなる気持ちにさせられてしまったな。
他の神様とのエンディングだとこれまで感じてこなかった、忘れてしまうことに対するPLの嫌!!が滅茶苦茶出てますね。
でもストーリー的にはこういうビターな別れが滅茶苦茶好きです(定期告白)

▶七夕の話をしていたイベントのことをふと思い出して。
君が人間の世界い戻っても毎年会おう!のくだりを見てからこの結末を見てパッタリと倒れました。会えない間は寂しいけど相手のことは好きなまんま、なんだよなぁ……。
▶とじる




ツルツルノスケ命名イベント!????
失礼。取り乱しました。初回は紙飛行機にしてしまったので今回は折り鶴にしてみようと思い……。名前は何となくスバル号にしました。昴。お星様関連がいいかな~と思って。
この周回はフクロクジュとジュロウジンの二人を跨ぐイベントを見ようかなと思って意識して行動。
最終的にイベント発生順とかミスったな~と思ってジュロウジンエンディングに絞ることに……したんですが……あの……ここから入れる保険はありませんか?ないか……。

な~~~~んで倒せるなって思うんだよ~~~~~~いや私が選択したのですが……。
途中で嫌でござる!!拙者嫌でござる!!と駄々をこねながら本を並べ替える主人公のことを指差してましたよ私。
でも実際星の一生は長いけれど確かに寿命はあるものだからなぁと考えてしまう落ち着いた私もいました(!?)

「どうしてあんなに優しいひとを人間は忘れてしまうのだろう」のセリフを見た私、どんな顔をすればいいだろうかとなり心の中にある鏡をぺちぺち叩いています。圧倒的八つ当たり!!
人間さんなら忘れられたけど、人間さんじゃないから忘れられないし、覚えているからこそ痕として残っているんだよなぁと指さして転がりました。
これはね「眩む」エンドに近いローリング感情です。忘れられないの、嬉しいけど嫌だぁ!!


▶一つ前がフクロクジュのエンディングだったものだから旧い神と新しい神、人間から忘れられること。織姫と彦星は想い合っていられるのかとかも色々考えちゃったなぁ……。
このまま次はこの二人横断再チャレンジしようかな。二柱の関係性どういったものなのかをちゃんと知りたくて。
色々こうかな、ああかな、を考えてもいいんだけど何も知らない人間の気持ちで飛び込んだ方がいいって本能が言ってるので深いこと考えずに素直な人間で行きます。
つまり次プレイ時もパッションで進めると?はい……。
▶とじる

感想